みんなの評価(0)
--読みたい
0
未読
0
読書中
0
既読
0
未指定
3
登録しました。
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X

LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Readeeユーザー
(無題)
太陽連載時の舟橋さんの源氏の挿絵が美しかったのが印象的で単行本を図書館で借りてみた。 よく読むと白楽天や漢詩など学術的な記述も多く、肝心要であろうそこは斜め読みになってしまった。 圧巻はやはり伊勢物語の芥河の影響を確かに感じる「夕顔」である。 消え入りそうになおやかで儚く、光君の恋情が切なく伝わるこの若さゆえの哀切な恋物語が紫式部にとっていかに熱感をもって書かれたかがわかる。 夕顔ほど可憐で可愛らしい女性がまたといるだろうか。 若紫も愛らしいが賢女紫上になってからはあまり魅力がない。 谷崎源氏への言及も面白い。 「翻訳が終わりやっとこの不快な光君という男から逃れられる」と言った谷崎より舟橋さんのこの本の方が、源氏への物語愛を感じるし、読者にもそういった想いは自然に伝わるものだと思う。 だから読んでいてとても面白いのだ。
全部を表示
いいね0件