夏の償い人

鎌倉あじさい署

祥伝社文庫

北國之浩二

2016年6月15日

祥伝社

726円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

自意識過剰で独りよがり。刑事になったのは警察小説を書くためー難ありの言動が災いし、窓際部署「よろず係」に飛ばされた真々田幸介は、高級老人ホームから失踪した寺尾いづみの捜索を命じられる。愚痴りながらも駆け回るうち、探り当てたのは、戦後の闇を生きたいづみの過去と贖罪、連綿と続く卑劣な犯罪の構図だった…。人間の深い業と情を抉り出す、渾身の警察小説。

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