帝都発幻影列車
ある明治高官爆殺計画
小林久三
1988年9月1日
祥伝社
1,388円(税込)
小説・エッセイ
明治17年、全国に拡大した自由民権運動は、日に日に急進化しつつあった。各地で爆裂弾事件が発生、政府高官は暗殺の不安に戦く。そんな折、一連の爆発事件を捜査していた茨城県古河署警部東野金吾のひとり娘おゆきが、何者かに刺殺された。犯人を追う東野は、自由党による、古河を訪れる三条実美ら高官一行爆殺計画が、娘の殺害と関連があることに気づく。だが、真相はいっこうに解明されぬまま、高官来町の日が訪れた…。
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