木暮荘物語

木暮荘に関わる人たちが織りなすコメディ。面白いが。深くはない。 基本的にセックス、欲に忠実な思考回路。現実離れしていて一層すがすがしい。 --- 以下備忘録。ネタバレ。ヨムベカラズ。--- [シンプリーヘブン] 二階にすむ坂田繭。三年前突如として行方知れずになった恋人が帰ってくる。三角関係で泥沼か、と思ったら意外に空晴れ。 [心身] 七十過ぎた大家の木暮さん。親友の死ぬ間際、呪を遺される。「セックスしたい！」死期が迫る年代。なりふり構っちゃいられない。セックスしたい！ [柱の実り] 木暮荘のイヌを洗いたいトリマー、美禰。見た目明らか極道、前田。男根にみえる青いキノコがみえる駅で出会った二人。「人を殺したことがる」という共通点に気づく。 [黒い飲み物] 繭の勤務先、フラワーショップさえき店主佐伯は、喫茶佐伯を営む夫がいる。夫は夜間寝所を抜け出す。夫のコーヒーが泥の味に感じる...「楽に浮気できると思うなよ」 [穴] 木暮荘二階に住む社会人は覗き魔神崎。覗き相手の光子のピンチにかっこよく登場するも実は覗きがばれている。 [ピース] 覗かれる側の光子（1階住人）。実は卵巣障害で不妊。グレる。頭はよい。友人が産んだ新生児を突如預けられたが、子に愛情を注ぐ。子どもloss。覗き魔神崎と良い関係。神崎、覗くことで成長。根拠のない軽率な寄り添いはしない。 [嘘の味] 繭の元カレ並木くんがストーカーと化す。繭をストーキングしているときに、フラワーショップさえきに通うニジコに目撃される。危険を回避するため並木を自宅で保護。なんやかんやで、繭→ニジコに気持ちが移りつつある並木くん。失敗を糧にニジコにはきちんと気持ちを伝えたい。 慣れ親しんだところからの引っ越しって哀愁漂うよね。

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