ヒポクラテスの憂鬱
中山七里
2016年9月13日
祥伝社
1,760円(税込)
小説・エッセイ
“コレクター(修正者)”と名乗る人物から、埼玉県警のホームページに犯行声明ともとれる謎の書き込みがあった。直後、アイドルが転落死、事故として処理されかけたとき、再び死因に疑問を呈するコレクターの書き込みが。関係者しか知りえない情報が含まれていたことから、捜査一課の刑事・古手川は浦和医大法医学教室に協力を依頼。偏屈だが世界的権威でもある老教授・光崎藤次郎と新米助教の栂野真琴は、司法解剖の末、驚愕の真実を発見する。その後もコレクターの示唆どおり、病死や自殺の中から犯罪死が発見され、県警と法医学教室は大混乱。やがて司法解剖制度自体が揺さぶられ始めるが…。
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starstarstar 3.0 2020年10月19日
ヒポクラテスの誓い」2作目。法医という立場から仕方がないと思うが、本書の重きが事件解決にあり、事件解決=法医学の楽しさの様に感じてしまう。つまり警察寄りの描写になっている。折角良い題材なので、もっと法医学教室側からのアプローチが欲しい。キャシーは表現方法に難があるものの、あの姿勢は法医学、病理学を学ぶ者としてはけっこう普通であることを強調してほしい。
各章で出てくる新キャラは大体死ぬっていうね。このパターンはちょっと切ない。
とはいうものの、表面的な死因と真実の死因をここまで書き上げる技量は流石というべき。最後の犯人は心情的に納得いかない...過ちを素直に認め進歩できる数少ない有識者と思っていたのに。
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いとーし
第2弾だった
第1弾を読まずにこちらを読んでしまった。
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