ゴールデンタイムの消費期限

斜線堂有紀

2021年1月8日

祥伝社

1,760円(税込)

小説・エッセイ

書けなくなった高校生小説家・綴喜に届いた 『レミントン・プロジェクト』 の招待状……それは、 元・天才を再教育し、蘇らせる国家計画ーー! 「才能を失っても、生きていていいですか?」 『楽園とは探偵の不在なり』で最注目の俊英が贈るAI×青春小説‼ 自分の消費期限は、もう切れているのか── 小学生でデビューし、天才の名をほしいままにしていた小説家・綴喜文彰(つづき・ふみあき)は、ある事件をきっかけに新作を発表出来なくなっていた。孤独と焦りに押し潰されそうになりながら迎えた高校三年生の春、綴喜は『レミントン・プロジェクト』に招待される。それは若き天才を集め交流を図る十一日間のプロジェクトだった。「また傑作を書けるようになる」という言葉に参加を決める綴喜。そして向かった山中の施設には料理人、ヴァイオリニスト、映画監督、日本画家、棋士の、若き五人の天才たちがいた。やがて、参加者たちにプロジェクトの真の目的が明かされる。招かれた全員が世間から見放された元・天才たちであること。このプロジェクトが人工知能「レミントン」とのセッションを通じた自分たちの「リサイクル計画」であることを──。

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書店員レビュー一覧

ユウハル

書店員

AIと青春

starstarstarstar
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4.5
1
2021年01月12日

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年08月14日

元・天才をAIと出会わせてリサイクルするプロジェクト、という設定がいいなと思った。AIの仕組みもわりと納得できるレベルのものだったしSFとしてよくできていると思う。 ただなーー最後、秋笠がヴァイオリンを弾きたくない自分に気づくくだりで冷めちゃったな。なんでお母さんは妹と暮らしてるんだ?? なんの伏線もなしに急に悲劇を語られてもなという感じ。綴喜が秋笠さんのこと好きなのもありきたりだなと思った。 設定は好きだし小学生くらいで読んでたらかなりワクワクしてたかも。

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