いえ

小野寺史宜

2022年2月10日

祥伝社

1,650円(税込)

小説・エッセイ

妹が、怪我を負った。案外面倒な兄なんだな、おれはーー。 家族と、友と、やりきれない想いの行き先を探す物語 累計32万部突破『ひと』『まち』に続く新たな感動作、誕生! 友がいて職場があって、ひとが築く、まち。 その中に暮らす我が家。近くて遠い、家族。 社会人三年めの三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。 傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。 以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。ハンデを負いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。思い悩む傑は……。

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

「ひと」から「まち」へ広がった物語が「いえ」へと戻ってきた。言えなかった言葉を、いつか、きっと、どこかで。

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3
2022年02月14日

みんなのレビュー (2)

sai。m(_ _)m

あぁ、やっぱ好きやな。

starstarstarstar 4.0 2023年09月18日

文章のリズムから、 人物の描写、 考えてること、話してること、 何でもないような、 それでいて大事なこと。 小野寺史宜の生み出す雰囲気、 やっぱ好きやな。 集めようかな。 いやどうしよかな。

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バッハ

🐶 気合いの入った若緒ちゃん

starstarstar 3.0 2025年03月07日

📝 小野寺史宜さんの小説はどれもほっこり心が和む。 反面 表現がくどいと度々思う。まるでガールズトークのよう。 本作も 特に前半は 何としつこいことかと思ってしまう表現が続出し閉口することも。 それでもラストは作者の本領が発揮され温かい気持ちになる。 心が疲弊している時にはお勧めの一冊かなと思う。

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