
それは言わない約束だろう
新書館ディアプラス文庫
久我有加
2008年1月31日
新書館
616円(税込)
ボーイズラブ(BL)
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気がお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが…。書き下ろし。
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スポットライトの当たらない場所にも たくさんの人がいる。 竜さんはお笑い芸人を目指して10年以上。その間事務所のお笑いライブへ出られたのは4回。 30を超えて、お笑いを諦める事も考える、そんな時期に出会ったのはバイト先にくる 美味しい物を食べるとにこにこする大学生のミヤちゃん。 ミヤちゃんは熱中出来る事も夢もない自分にコンプレックスがあり、夢を追っている竜さんを眩しく思いながら応援してる。 けれど竜さんのお笑いは上手くいかず、相方ともギクシャク。 竜さんの誘ってくれた小さな無料のライブで、ミヤちゃんは笑いよりも皆の必死すぎる様に戸惑う。ビジュアルだけでキャーキャー言う「ファンじゃない子たち」を皮肉に受け止める竜さんの寂しさや焦燥にも気付く。 竜さんがお笑いを辞める事になり、夢を持つ事に憧れたミヤちゃんは辞めないで欲しいと言うが、それが竜さんの逆鱗に触れて どうでもいいモノのように無理矢理体を触られる。 傷付くミヤちゃん。でも先に傷付けたのは自分の言葉だと竜さんに謝りに行く。 ここぞという時にミヤちゃんは男前で真摯で一生懸命。竜さんは謝る事よりも顔も見たくないだろうと消える事を選びそうになっていたから、その位に色んな事に疲れていっぱいだったんだろう。でもダメなものはダメ。 ミヤちゃんの存在があってこそ吹っ切れて思いが通じた後は甘々。幸せそうで良かった。
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