沖田総司・おもかげ抄新装版

森満喜子

1999年4月30日

新人物往来社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

遠くまで行ってしまったボクらの好きな人、沖田総司。司馬遼太郎「新選組血風録」に実名で登場する、森満喜子さんの沖田総司研究35年の結晶。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年11月20日

大内美予子先生も『沖田総司』執筆の折、森満喜子先生とやりとりをし、そこから生まれたのが原稿用紙二千枚近くに及ぶ物語とのこと。森満喜子さんの沖田総司研究は古典のようなので読んでみました。 一応時系列順に記述されているので、伝記と思わないでもないが、心のまにまに綴ったエッセイ風の文章。史実に関し、推論を述べられている部分もいささか主観的すぎて、史実として断定するにはやや説得力に欠ける。また、史料以外に用いられている参考文献の類が、昭和40年代以前に書かれたものが多く実に隔世の感……。テレビドラマ、映画、小説などフィクションも多い。というわけで、総司研究の古典なのかもしれないけれども、あまり「研究」という感じではありませんでした。私の読んだのは1999年刊行の新装版だけれど、本文自体からは昭和の薫りが芬々と漂ってまいります。

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あめさと

(無題)

starstarstar 3.0 2021年07月10日

大内美予子先生も『沖田総司』執筆の折、森満喜子先生とやりとりをし、そこから生まれたのが原稿用紙二千枚近くに及ぶ物語とのこと。森満喜子さんの沖田総司研究は古典のようなので読んでみました。 一応時系列順に記述されているので、伝記と思わないでもないが、心のまにまに綴ったエッセイ風の文章。史実に関し、推論を述べられている部分もいささか主観的すぎて、史実として断定するにはやや説得力に欠ける。また、史料以外に用いられている参考文献の類が、昭和40年代以前に書かれたものが多く実に隔世の感……。テレビドラマ、映画、小説などフィクションも多い。というわけで、総司研究の古典なのかもしれないけれども、あまり「研究」という感じではありませんでした。私の読んだのは1999年刊行の新装版だけれど、本文自体からは昭和の薫りが芬々と漂ってまいります。

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