関東軍全史

その戦闘・事件・人物のすべて

新人物文庫

『歴史読本』編集部

2012年4月6日

新人物往来社

785円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

日露戦争後、関東州と南満洲鉄道の権益を確固たるものにするべく創設された関東軍。その存在は、昭和六年(一九三一)に起きた満洲事変を契機に肥大化する。関東軍といえば、日本を“破滅”に追い込んだ元凶としてとらえることが多い。だが、果たしてそれは正しい評価なのだろうか?本書では、石原莞爾や板垣征四郎、東条英機、辻政信、梅津美治郎といった将官や幕僚たちの動きをはじめ、組織、人事、事件、戦闘にも焦点をあてながら、関東軍の姿に迫っていく。そのほか、後藤新平や川島浪速ら、満洲国と関わりの深い人物や、「満鉄」四十年の歴史なども紹介し、関東軍を多角的視点から検証する。

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