火炎都市

書き下ろしクライシス・ノベル

北上秋彦

2002年2月25日

実業之日本社

2,090円(税込)

小説・エッセイ

「全員、退避!」叫んだ時には手遅れだった。嶋田が後方へ跳躍した瞬間、一気に噴き出した熱風が、その場にいた四人の部下を吹き飛ばした。嶋田も爆風に翻弄された。オレンジ色の制服が宙に舞い、次々と床に叩きつけられる。時をおかず、白い火災が、凄まじい勢いでシャッターの裂け目から噴出してきた。炎は、床に転がった四人の隊員に襲いかかった。彼らは、身をかわす余裕もなく、一瞬にして白熱の輝きに包まれた。そして彼らは、悲鳴を上げる間もなく炎の塊と化した。愉快犯か怨恨か?連続放火の炎地獄に立ち向かう若き消防官たちの勇気と情熱。

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