桜の首飾り

千早茜

2013年2月28日

実業之日本社

1,430円(税込)

小説・エッセイ

桜の花びらで作った首飾りは、いずれしおれる。でも、桜と人のあいだには、さまざまな物語がひそんでいる。泉鏡花文学賞受賞作家が編み上げる、女と男、七つの物語。

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ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

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2020年01月16日

みんなのレビュー (1)

Readeeユーザー

じっくり味わえば深みも増すストーリーたち

starstarstarstar 4.0 2024年07月12日

ショートストーリーが5本。いずれも「桜」にまつわる話。それぞれにちょっと変わった人物が登場するが、なぜか気になり惹きつけられる物語になっている。 最後にあとがきで書かれていた、人は完全に分かり合うことは出来ないと思う。の一文。たぶんこの人は、深く細かく考えることが出来るんだと思う。もしくは、ある意味達観して、深層まで分かり合わなくても、そこに行き着く段階で分かり合えているわけだから、深層までを"完全"ということであれば、わかり合えない、という結論だろうし。 ユニークな目線とあり得なくはない人物像、そしてたぶんこの短いストーリーの中にも、下調べで集めた情報が膨大にあるんだろうな、と思わせる一文に出会うと、やはりこの作家は面白いと思う。

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