向日葵を手折る

彩坂 美月

2020年9月18日

実業之日本社

1,870円(税込)

小説・エッセイ

消えた向日葵。連続する不穏な事件ーー そこにいるのは…誰?慟哭必至の青春ミステリ! 少年少女の成長と、ラストで明かされる真相に、慟哭必至の青春ミステリ! 父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。 分校の同級生と心を通わせはじめた夏、集落の行事「向日葵流し」のために 植えられていた向日葵の花が、何者かによってすべて切り落とされる事件が起きる。 同級生たちは「あれは向日葵男のしわざだ」と噂するが、さらに不穏な出来事が続き……。 あざやかに季節がめぐる彼女の4年間と事件の行方を瑞々しい筆致で描く、 烈しくも切ない青春ミステリ。

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書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

最初のぞわっとした怖さからのラスト、気持ちいい。

0
2020年10月28日

ユウハル

書店員

切なくて美しい物語

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4.5
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2020年10月12日

みんなのレビュー (2)

ななここ

成長物語

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4.4 2021年03月20日

作者が山形出身という事で描写が良く、山形に訪れたことのない私でも、祭りや自然、料理など想像しやすかった。 その山間の誰もが顔見知りの中に入っていくみのり。 本当はキツイと思う。 そこでの怜と隼人との出会い。 親絡みの重苦しさを三人三様に抱えていて、、、。 作者のミスリードに見事に引っかかった私は、重い結果ながらホッとしました。 最終章の再びが良かった。 恋愛風味もあるけれどそれよりも強い「同士」の絆の物語なんだと思いました。

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hiyokolazy

珠玉

starstarstarstarstar 5.0 2020年09月28日

昨夜一気読みしてまだ胸の中が落ち着かない。10代前半の体も心も急激に変化する時期の不安定な部分とミステリ的な要素。田舎の牧歌的な光景と背中合わせの閉鎖性。登場人物たちの鮮やかさ。様々な要素が重なって珠玉。 そして!主人公たちの男の子2人がタイプの違うイケメン!それだけでも嬉しい。

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