向日葵を手折る
彩坂 美月
2020年9月18日
実業之日本社
1,870円(税込)
小説・エッセイ
父親が突然亡くなり、山形の山あいの集落に引っ越した小学校6年生の高橋みのり。あざやかに季節がめぐる彼女の4年間と不穏な事件の行方を、繊細な筆致で描き出すー気鋭が全身全霊を込めた、烈しくも切ない成長物語。
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ななここ
成長物語
作者が山形出身という事で描写が良く、山形に訪れたことのない私でも、祭りや自然、料理など想像しやすかった。 その山間の誰もが顔見知りの中に入っていくみのり。 本当はキツイと思う。 そこでの怜と隼人との出会い。 親絡みの重苦しさを三人三様に抱えていて、、、。 作者のミスリードに見事に引っかかった私は、重い結果ながらホッとしました。 最終章の再びが良かった。 恋愛風味もあるけれどそれよりも強い「同士」の絆の物語なんだと思いました。
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