
帝都〈切り裂きジャック〉の殺人
江戸川乱歩の事件簿3
Joy novels
楠木誠一郎
2003年1月25日
実業之日本社
921円(税込)
小説・エッセイ / 新書
昭和3年12月、高橋と名乗る男から、自分が死ぬ前にどうしてもお願いしたいことがあるという電話を横溝正史が受けた。『切り裂きジャック研究会』を友人と開いているのだが、なかまのひとりである植田が今になって切り裂きジャックの正体を知っているといい始めたので、その真偽を乱歩にも確かめてもらえないかというのだ。江戸川乱歩は横溝正史とともに帝国ホテルに出かけた。その矢先、ポケットに「切り裂きジャックに殺される」というメモを残し、植田が松坂屋の屋上から墜落死。さらにデパートガールの死体が発見され、そこには“Jack The Ripper”の文字が-はたして切り裂きジャックの犯行なのか。
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