家事労働の国際社会学

ディーセント・ワークを求めて

伊藤 るり / 定松 文 / 小ヶ谷 千穂 / 平野 恵子 / 大橋 史恵 / 巣内 尚子

2020年2月18日

人文書院

6,930円(税込)

人文・思想・社会

ケアをめぐる越境的連鎖、グローバル・ケア・チェーンの考察には、移民政策およびローカルな家事労働者の処遇、社会のジェンダー観、当事者による組織化の歴史といった諸条件の検討が不可欠だ。ILOが有償家事労働を「労働」として認めるに至った経緯を把握し、日本の進路を探るための先端的研究書。 序章 グローバル・イッシューとしての家事労働  伊藤るり 第1章 日本における家事労働の市場化と分断された家事労働者  定松文 第2章 フィリピンにおける家事労働者の運動とその二つのベクトル  小ヶ谷千穂 第3章 インドネシアにおける移住・家事労働者の権利保護  平野恵子 第4章 香港社会の移住家事労働者  大橋史恵 第5章 ベトナムー台湾間の移住インフラと非正規化  巣内尚子 第6章 統合ヨーロッパにおける家事労働振興政策と一八九号条約  中力えり 第7章 フランスにおける家事労働のフォーマル化と家庭雇用  伊藤るり 第8章 イタリア家事労働領域のデュアリズム  宮崎理枝 第9章 ドイツで家事労働のフォーマル化が滞るのはなぜか  篠崎香子 第10章 地域レベルでの家事労働者・権利闘争の構造と動態  小井土彰宏 第11章 移住女性エンパワメントと地域コミュニティ組織の役割  森千香子 終章 家事労働におけるディーセント・ワークの課題と展望  伊藤るり

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