
レイシズム運動を理解する
理論、方法、調査
キャスリーン・M・ブリー / 鈴木 彩加
2022年6月27日
人文書院
4,950円(税込)
人文・思想・社会
女性たちにとって人種差別運動とは何か? アメリカにおけるレイシストの実態と、それを研究することの困難とは。米国右翼運動研究第一人者の初邦訳。 本書の著者ブリーは、1920年代のKKKと現代の人種差別主義運動、とくにそこに参加する女性についての調査で知られる、アメリカ右翼運動研究の第一人者である。しかし、その研究には独特の困難が伴っている。調査対象の見つけ難さ、信頼関係構築の是非、現場にみなぎる緊張と暴力による脅し……。運動の実態に迫ると同時に、調査における数々の問題に揺れる姿を率直に論じる、貴重な研究ドキュメント。 ◎目次 序章 人種差別運動を研究するということーー方法とレッスン 第一部 恐怖・スティグマ・人種差別主義者を研究することの帰結 第一章 敵を研究する 第二章 極右研究を再開した理由 第三章 白熱する調査ーー人種差別活動家のフィールドワークにおける感情的力学 第二部 人種差別運動を研究する方法 第四章 白人が白人に向き合うーー白人至上主義女性へのインタビュー調査 第五章 凡庸な暴力 第三部 理論のレンズとテンプレート 第六章 憎悪の位置づけ 第七章 合衆国の極右とジェンダー 第八章 白人至上主義と加害者研究ーー方法・解釈・倫理 第四部 白人至上主義への参入と退出 第九章 一九二〇年代のクー・クラックス・クラン運動と女性たち 第一〇章 人 種差別主義者になるーー現代のクー・クラックス・クランとネオナチの女性たち 第一一章 極右活動が個人に与える影響 第五部 今後の研究にむけて 第一二章 女性と組織化された人種差別テロリズムーー合衆国の事例から 第一三章 極右政党および極右運動の女性たちーーオランダと合衆国の比較 第一四章 空 間と秘密の二重性ーー一九二〇年代合衆国のクー・クラックス・クランにおける友愛主義の事例研究 初出一覧 訳者解題
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