全文完全対照版 老子コンプリート
本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文
野中 根太郎
2019年2月5日
誠文堂新光社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
無知であれ、弱者であれ。 無力を知ってこそ、自由に生きることができる。 「無知無欲であれ、無為であれ」 「足るを知るものは富む」 孔子の『論語』が儒教の根底思想として親しまれてきたのに対し、『老子』は道家の神髄を説いて人々に寄り添ってきた。 ともに2500年以上の歴史の検証に耐えてきた思想書である。 自己研鑽し、学問を通して知識を増やすことは、かえって人間を不幸にする。 現代も推奨される「勝ち残り」社会を強く否定する老子の思想は、いつの時代にも人々の心を癒し、そして弱者を鼓舞してきた。 格差が広がり、人々の価値観が揺らぐ現代にこそ、老子の思想が必要とされている。 本書では全文の現代語訳、書き下し文、原文に加え、【一文超訳】を掲載。 テーマは何か、主旨は何かが一目で把握でき、格言のように心に刻まれるので、「老子」の理解が飛躍的に向上する。 また、主要な人名や語句には懇切丁寧な注釈を入れた、現代の完全版である。 【一文超訳の一例】 「無心のすすめ(空っぽの心を守る)」 「私利私欲のない無私の人は、自分を貫ける」 「無用には大きなはたらきがある」 「少なければ得られ、多ければ迷う」 「盛んになれば、早く衰える(だめになる)」 「先に与え続けておけば、いずれ得られる」 「大国を治めるのは小魚を煮るようにするとよい」 「本当に立派な人間は愚か者に見える」 ■目次抜粋 體衜第一 養身第二 安民第三 無源第四 虛用第五 成象第六 韜光第七 易性第八 運夷第九 能爲第十 無用第十一 檢欲第十二 猒恥第十三 贊玄第十四 顯徳第十五 歸根第十六 淳風第十七 俗薄第十八 還淳第十九 異俗第二十 虛心第二十一 益謙第二十二 虛無第二十三 苦恩第二十四 象元第二十五 重徳第二十六 巧用第二十七 反朴第二十八 無爲第二十九 儉武第三十 偃武第三十一 垩徳第三十二 辯徳第三十三 任成第三十四 仁徳第三十五 微明第三十六 爲政第三十七 論徳第三十八 法本第三十九 去用第四十 同異第四十一 衜化第四十二 徧用第四十三 立戒第四十四 洪徳第四十五 儉欲第四十六 鑒遠第四十七 忘知第四十八 任徳第四十九 貴生第五十 ほか 解説 序 今なぜ老子なのか 一 老子の成り立ち 二 老子の人物像 三 老子の日本への影響 四 老子と孔子の違い〜「道」と「徳」の捉え方など〜 *********************************************************
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(無題)
老子の言葉がわかりやすく書いてある 無理せずありのまま生きることが書いてある
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