
隋唐竜伝説(3巻)
谷恒生
1997年7月31日
世界文化社
1,573円(税込)
小説・エッセイ
暴虐なる炎龍煬帝が滅んだのち、麻のごとく乱れた黄土をふたたび平定したのは、隋恭帝から禅譲されて唐帝となった李淵だった。しかし、その事実上の功績は息子の世民によるものだった。銀龍の魂をになっているといわれる世民に、皇位継承を危ぶむ皇太子一派の陰湿な策略がめぐらされる。世民は決断した。いまこそ昇龍のときである。三匹の龍が顕れた隋唐の乱世に、終止符が打たれようとしていた。
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