精神分析のすすめ
わが国におけるその成り立ちと展望
小此木啓吾
2003年7月31日
創元社
2,750円(税込)
人文・思想・社会
本書は日本の精神分析において長年指導的役割を果たした著者による自伝的研究史である。著者がその師古沢平作の衣鉢を継いで阿闍世コンプレックスを完成した上、柔軟な知性を駆使して現代の新しい精神分析理論を次々と自家薬篭中のものとしたお手並は見事というほかはない。
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