夢の意味

創元アーカイブス

C・A・マイヤー / 河合 隼雄 / 河合 俊雄

2019年9月18日

創元社

3,850円(税込)

人文・思想・社会

ユングと研究を共にし、ユング研究所の初代所長を務めた著者が、長年の臨床経験をもとにユング心理学を一層発展させた。本書は「〜の夢を見ると、〜である」といった夢の象徴について紋切型の解答を与えるものではない。内的世界だけでなく外的現実にも目を向け、生理学的研究も含め夢に関する極めて包括的なアプローチを示す。東西の古代の夢理論や夢の劇的な構造、夢分析の実際例に至るまで、夢を考察。 〔目次〕 序 ◆第一章 方法論への原則的なこと  ◆第二章 夢研究の方法   1 合理的方法   2 拡充法    自由連想と拡充   3 実験的方法    ?様々な深さの睡眠時における夢     ?古代ウパニシャドにおける深睡眠についての思索     ?表面的睡眠    ? 身体的夢     ?外的(客観的)感覚刺激     ?内的(主観的)感覚刺激     ?内的(器官的)身体刺激     ?純粋に心的な刺激源    カール・シュロッター     α 睡眠との組み合わせ    カール・アルベルト・シェルナー     β 連想実験との組み合わせ     γ ジルベラーのレカノマンティア的方法   4 夢への現代の実験的接近  ◆第三章 昔の夢理論   1 エジプトと旧約聖書   2 インドの夢理論   3 古代ギリシアにおける夢    α マクロビウス    β シネシウス    γ アルテミドル    δ 夢神託とインキュベーション   4 古代後期、中世、ルネッサンス   5 ロマン派、近代   6 近年の夢理論  ◆第四章 C・G・ユングのコンプレックス心理学における夢   1 コンプレックス理論と夢   2 夢の劇的構造   3 客観的段階と主観的段階での解釈   4 補償   5 象徴性   6 典型的なモチーフ   7 混交   8 圧縮   9 多数化   10 具体化   11 劇化   12 古代化   13 いかにすれば夢素材を有益に取り扱えるかについての提案  ◆第五章 夢の分析の技術   ある夢シリーズからの例  ◆エピローグ  原注  訳注  解説 河合隼雄  訳者あとがき  文献

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