いたみを抱えた人の話を聞く
近藤 雄生 / 岸本 寛史
2023年9月7日
創元社
1,870円(税込)
美容・暮らし・健康・料理
身体的、心理的にいたみを持つ人たちの語りを、どのように聞けばいいのか? 生きていくなかで出会う苦しみや死と、どう向き合えばいいのか? エビデンス重視の現代医療に警鐘を鳴らし、患者一人ひとりの物語に耳を傾けながら治療を行う緩和ケア医と、多くの吃音当事者に話を聞いてきたノンフィクション作家が、人のいたみ、そして自分自身のいたみを巡って言葉を交わした対話の記録。 はじめに 身体の問題と心の問題は切り離せない エビデンスからこぼれ落ちるもの いたみを抱えた人の話を聞く 第一章 岸本先生はどのように話を聞いてきたか ただ、そばにいること この人の思いを全然わかっていなかった しっかりかかわれたら、しっかり別れることができる 患者とのやり取りを外から見つめる目を持つ 第二章 話を聞く方法について 意識水準を下げて聞く 葛藤を抱える まずは聞く。そして考える 医療の現場での話の聞き方の問題点 治療構造について 第三章 夢によって開かれた心理学への扉 学生時代に夢があふれ出した 幼いころから死が怖かった 医学的な観点だけからは見えてこないことがある 山中康裕先生からの学び 身体イメージが話の中に紛れてくる 第四章 現代の医療について 脳科学的に見直されつつある夢の意味 せん妄の捉え方から見える医療の問題 「鎮静」に関する懸念について できることはすべてやった、と本当に言えるか エビデンスが切り捨てるもの 「エビデンス」の本来の姿 「死」と向き合わない緩和ケア 緩和医療が個からエビデンスに向かう理由 これからの医療のあり方について 第五章 いたみを抱えた人の話を聞くことについて 死とどう向き合うか 死を迎えるときの時間体験 キューブラー=ロスが遺したもの 「傷ついた治療者」として 病の先にありうる「幸福感」 苦しみがあるからこそ おわりに 近藤雄生 人間を人間たらしめるもの ともに明日へと踏み出すために おわりに 岸本寛史 参考文献
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