源信

日本人のこころの言葉

小原仁

2016年5月11日

創元社

1,320円(税込)

語学・学習参考書 / 人文・思想・社会

多くの人が極楽往生を願った平安時代中期、そのための要諦をまとめた『往生要集』は広く知られている。同時代に生き、華々しい生涯を送った藤原道長もこの書を讃歎し、自らの浄土観を深めている。しかし、それを著した天台宗の僧・源信について語られることは少ない。本書は、九歳にして比叡山に入り、世俗の名利を捨てて横川に隠棲しながら多くの著作を著し、のちに法然や親鸞に多大な影響を与えた源信の往生の思想を明らかにする。 言葉編 I 人として生まれ、三宝に出会う II 三界は安きことなし III 浄土へのいざない IV 信心の心構え 生涯編 略年譜 源信の生涯

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