散歩とごはんのくり返し

世界の真実を伝えるのは報道カメラマンだけじゃない。 派遣社員として働きながら、ごり押しで取った休暇で世界の隅っこを見て歩く、 松本智秋のコンパクトカメラは、 地球の上に生きるよその国の人びとの日々の真実を生き生きと映し出す。 「いろんな国があるなあ、いろんな人がいるなあ。昨日の私はそれを知らなかった。 ああ、今日の私はそれを知ってる！」 旅した国は… ブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、グルジア、アルメニア、 シリア、レバノン、イエメン、トルコ、イラン、モロッコ、 フィジー、ラオス、ミャンマー、中国、インド、ラダック、 そしてまだまだ旅は続く…… ○東欧・コーカサスの旅 ブルガリア［カヴァルマ、焼きなすサラダとチキンスープ］ ルーマニア［パパナシ］ ハンガリー［ビーフシチュー］ グルジア［ヒンカリとオーストリ、スワネティ・ソルトの朝ごはん］ アルメニア［隣のうちの朝ごはん、ザリガニスープ］ ○中東・アフリカの旅 シリア［ミルクプリン］ レバノン［レバノンランチ］ イエメン［ライムジュース、サハーウィクとケバブ］ トルコ［サバサンド］ イラン［チャイハネのコーヒー］ モロッコ［ベジタブル・タジン、サンドイッチとフライドポテト、羊肉の炭火焼］ ○オセアニア・アジアの旅 フィジー［ウェルカム・スイーツ］ ラオス［カオチーとラオコーヒー］ ミャンマー［パコック村のおもてなし料理］ 中国［担々麺に似た麺、チベタンブレッドとお粥、インスタントラーメン］ インド［ダベリ、マカニア・ラッシー］ ラダック［チベタンチャイ］ 《エッセイ》 ・わたしの旅は散歩とごはんのくり返し ・自分に合ったカメラを使えば、撮りたいように写真が撮れる …松本智秋の写真術 ・何千年も昔に造られた建物内に軒を連ね、今日も商いをするバザールの人びと。 目まぐるしく変わる世界からちょっと離れて ・雲南省からジプシーの楽隊と道連れに。映画みたいな束の間の旅。 思い出すたび胸がほっこり