リウマチが楽になる!

小泉 茂雄

2016年1月29日

自由国民社

1,430円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

◆いちばんわかりやすい「リウマチ体操」の解説書 こわばりを緩和し、身体機能を守る「リウマチ体操」をイラスト入りでやさしく解説。 ◇本書「はじめに」より抜粋 関節リウマチは、自己免疫疾患のひとつで関節の痛みと腫れやこわばりが多くの関節に現れ、関節の骨破壊が徐々に進み、歩行困難や手が使いづらくなるなど日常生活への影響が現れる病気です。時には肺線維症などにより、呼吸機能低下を生じることもあります。 関節リウマチに対し最近では薬物療法が進歩して、痛みや腫れなどの症状が大きく軽減されるようになりました。しかし症状が軽くなっていても、関節の破壊が進む場合があります。特に手指や手首、足指や足首、ひざなどの関節の軟骨は傷つきやすいことが知られています。 関節軟骨は、関節を滑らかに動かす上でとても重要な働きをしており、たとえば手指の軟骨に傷がつくことで、物をつまんだり握ったりする動きが不自由になります。あるいは、足指や足首、ひざの軟骨が傷つくことにより、歩くのが困難になることもあります。また、関節軟骨はいったん傷つくとなかなか元にもどりにくいため、たとえ痛みが和らいできたとしても関節に対する負担が少しでもかからないように日頃から工夫する必要があります。 さらに関節に腫れや痛みがあることにより、誰もがあまり動かなくなってしまいます。動きが少ないと筋力は徐々に落ちてゆき、筋肉の短縮や関節周囲組織の柔軟性が低下し、関節の動く範囲もせまくなってしまいます。 以上のような症状をきたすことから関節リウマチでは、だんだんと日常生活に支障を来たすようになり、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)の低下が生じてしまいます。 関節リウマチでは、症状が進んでしまう前に適切な対応をすることがもっとも大切ですし、たとえ症状がある程度進んでいたとしても、適切な対応により症状を和らげ、日常生活の改善やQOLの向上につながるのです。 そのためには、薬物療法とともに、適切なリハビリテーションが必要です。 リハビリテーションでは、身体機能の維持改善と日常生活上の工夫を行います。特に、関節軟骨など関節周囲組織への負担を軽減し、生活機能の維持改善につながる、筋力維持改善運動や関節可動域練習がもっとも大切です。 本書では筋力や関節の可動性の維持改善につながる運動を中心に、身体機能の維持改善を行うための「リウマチ体操」としてまとめ、紹介しています。 本書が、関節リウマチの皆さまの快適な生活に少しでもつながれば幸いです。 第1章 リウマチ体操を始める前に知っておきたい リウマチの基礎知識 第2章 なぜ大事なの? リウマチ体操 第3章 気持ちよく体の機能を守る 10分間リウマチ体操 第4章 お風呂でやるリウマチ体操 第5章 空いた時間にぜひトライ ちょこっと体操

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