ビルマ1946
独立前夜の物語
アジア文学館
テインペーミン / 南田みどり
2016年10月31日
段々社
2,420円(税込)
小説・エッセイ
日本軍敗走後の1940年代半ばのビルマ。イギリスによる植民地化に抗い、完全独立という一筋の希望を抱いて闘う農民たちー。アウンサン将軍率いる中央政界や反政府組織の混迷ぶりを浮き彫りにしながら、所属政党の異なる青年男女の恋愛を軸に、政治に翻弄されるデルタ地帯の人間模様を活写する。ビルマ共産党書記長を務めた作家が、1946年を中心に2年間にわたる怒濤のような独立前夜を、痛恨の思いで書き上げた長編。半世紀を経て2013年復刊。
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