続 命のビザ、遥かなる旅路

7枚の写真とユダヤ人救出の外交官たち

北出明

2020年12月16日

パレード

1,430円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

一冊のアルバムに収められていた7人の写真。裏面のメッセージから、彼らは1940年頃、ナチスに追われて日本に逃れてきたユダヤ難民らしいことがわかった。そこからすぐ思い出されたのは、「命のビザ」と呼ばれる日本への通過ビザを発給して数千人のユダヤ人を救ったとされる日本の外交官、杉原千畝のことだった。真相を追うべく2010年9月、アメリカ取材旅行を実施した著者に予期しなかった展開が待っていた。 いまや「命のビザ」と言えば杉原千畝の代名詞のようになっている。しかし、あの時、彼らに救いの手を差し伸べたのは杉原千畝のみならず、他国の外交官さらには別の日本人外交官もいたことはあまり知られていない。杉原千畝の勇気ある人道的行為に称賛の拍手を送るのは当然のことであるが、その際はこれらの人々の存在にも思いを馳せ、敬意を表することを忘れてはならない。 はじめに 第一章 アルバムとの出会い 第二章 私が会った杉原サバイバーたち、そしてその後 第三章 身元が判明したアルバムの人々 第四章 ヤン・ツバルテンダイク(駐カウナス・オランダ領事) 第五章 根井三郎(駐ウラジオストク総領事代理) 第六章 N・A・J・デ・フォーフト(駐神戸オランダ領事、後に駐日オランダ大使) 第七章 建川美次(駐ソ大使) 第八章 タデウシュ・ロメル(駐日ポーランド大使) おわりに 主な参考文献

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