問題解決力があがる 自治体職員のための法的思考の身につけ方ー課長、ウシガエルを薬殺したいという住民の方からお電話です!

中村 健人

2022年10月7日

第一法規

2,530円(税込)

人文・思想・社会

住民や庁内から実際にあった相談事例をもとに、法律や条例を使いこなすために必要な法的思考を身につけ、行政、民事、刑事の3つの視点を理解することで早く正確に問題を解決する力を養える、自治体職員必携の指南書。 第1部では、自治体職員に必要な法的思考と3つの視点(行政、民事、刑事)の理論的枠組みと、実践の前提となる素材(事実と証拠)、武器(法令、判例、実例)の使い方を解説し、第2部では実際の相談事例を通じて自治体職員が法的思考の具現化を体感できるよう図版も用いてわかりやすく解説。 第1部 法的思考の身につけ方 1.自治体法務の大前提〜そもそも自治体職員って法的には何ですか?〜 (1) 職場である「自治体」の役割を理解しましょう (2) 自治体の「職員」としての使命を自覚しましょう (3) 自治体職員の権利は制限され、義務は重い (4)自治体職員には法的思考が必要です! 2.自治体法務の視点〜行政、民事、刑事〜  (1) 法律問題は多面的です (2) 自治体職員は3つの法的視点を持ちましょう (3) 世の中を3つの視点で見るクセをつけよう 3.法的思考〜自治体法務の要(かなめ)〜 (1) 法的思考って何ですか? (2) 法律実務家の法的思考を可視化してみます (3) 法的思考はセンスではなく、訓練で身につきます 4.法的思考の素材〜事実と証拠〜  (1) 法律問題は事実が前提です (2) 事実は証拠で確認してください (3) 証拠は客観的資料が原則 (4) 事実上最後の関門〜事実の評価〜 5.法的思考の武器〜法令と判例〜  (1) 法令は法的思考における最強の武器 (2) 事実+法令=法的結論 (3) 法令の解釈とは何か? (4) 判例・技術的助言・行政実例は法令解釈の武器になります 6.自治体法務の全体像〜3つの視点と法的思考のマトリックス〜 第2部 法的思考の実践  <住民からの問い合わせ編> 7-1 住民からウシガエルを薬殺したいと言われた 7-2 故人の希望により海に散骨したいが許可や届出が必要かと聞かれた <住民との間のトラブル編> 7-3  公道に積んであったブロック塀の角でパンクした車の修理代を請求された 7-4 用地買収をしようとしたら登記名義人が明治時代に死亡していた 7-5 公営住宅で一人暮らしの住民が亡くなった <住民による不正編> 7-6 生活保護を受けている住民がこっそり働いていた 7-7 補助金の不正受給が発覚した <職員によるトラブル編> 7-8 職員が公用車で出張中に30キロの速度超過で民家のブロック塀に突っ込んだ 7-9 上司のパワハラが耐え難いレベルに達した 7-10 職員が賄賂を受け取って漏らした入札情報に基づいて談合が行われた 8.法的思考のこれから   1. 法的思考は「法律による行政の原理」の要(かなめ)中の要(かなめ)  2. 法的思考は出世の前提!?

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