沖縄空手への旅

琉球発祥の伝統武術

柳原滋雄

2020年9月14日

第三文明社

1,760円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

東京2020オリンピックの正式種目となった「空手」の祖である「沖縄伝統空手」の歴史と現状を、現地取材を通じて明らかにする。「沖縄の空手とは何か」「沖縄空手の流派」「極真空手から沖縄空手に魅せられた人びと」「沖縄伝統空手のいま」のテーマで、カラテの源流、伝統空手と競技空手の違い、各流派の系譜と特徴、沖縄県空手振興課の施策などについて、沖縄空手界の代表的な人々へのインタビューを交え、多角的につづる。WEB連載「沖縄伝統空手のいま〜世界に飛翔したカラテの源流」の単行本化。 はじめに 1 沖縄の空手とは何か     沖縄空手の本質  空手の種類  空手の淵源と流派  沖縄固有の武術「ティー」は存在したのか  空手の「源流」を示すさまざまな呼称  首里手と日本武術との関係  空手普及の功労者 糸洲安恒  空手普及の功労者 船越義珍 2 沖縄空手の流派  沖縄独自の流派 上地流  日本初の流派 剛柔流  しょうりん流1 首里地域の伝統武術「首里手」  しょうりん流2 知花朝信の開いた小林流  しょうりん流3 喜屋武朝徳の系譜 少林流・少林寺流    しょうりん流4 首里・泊手としての松林流  競技分野の実績で抜きん出る劉衛流  座波心道流 日本本土に保存された知花系空手  神人武館 空手の源流・手(ティー)を求めて  古武道 沖縄で育まれた武器術 3 極真空手から沖縄空手に魅せられた人びと  金城健一(琉誠館/館長)  高久昌義(錬空武館/館長)  石本誠(沖縄空手道松林流喜舎場塾英心會館/館長)  岩崎達也(剛毅會空手道/宗師)  「沖縄詣で」重ねる空手家たち 4 沖縄伝統空手のいま  「空手の日」が制定されるまで  戦後の沖縄空手界を支えた重鎮たち  沖縄空手界を束ねる団体  沖縄伝統空手道振興会 新垣邦男理事長インタビュー  第一回沖縄空手国際大会レポート  沖縄県「初代」空手振興課長インタビュー  沖縄県空手振興課長インタビュー  沖縄尚学の試み  次世代を担う沖縄空手家群像    あとがき 主要参考文献

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