図解「財務3表のつながり」でわかる会計の基本
國貞克則
2014年8月31日
ダイヤモンド社
1,430円(税込)
ビジネス・経済・就職
財務3表の超イロハから解説しているからわかりやすい。決算書の読み方と会計の全体像がスッキリ身につく。財務3表のつながりが1ページの図解で瞬時につかめる。難しそうな経営分析も、この図式化で直感的に理解できる。会計をビジネスの現場で活用するための考え方も解説。40万部のベストセラー『財務3表一体理解法』の著者が書いた新しい会計の入門書。
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会計の「入門書」
結論から言うと、本書を読み終えて、会計の「全体像」を把握できたように思います。 本書では、会社を興してから取引がある毎に、財務3表がどのように動くかを、初心者向けに図を用いて説明しているので、とても読みやすかったです。 私は理解を深めるため、財務3表をExcelで書き起こし、本書に書かれている一つ一つの取引の流れに沿って、取引を再現するようにExcelに記入していきました。 そのおかげか、理解度が更に増しました。 ただ、本書の位置づけは「入門書」なので、会計をより深く理解するためには、他の参考書を読む必要があります。 また、上記のことに加え、ビジネスの考え方について、学べる点がありました。 それは、ビジネスを行ううえで重要なのは、「売上」「利益」という視点だけでなく、「投資」と「リターン」の視点も持つことが必要だということです。 ビジネス全体のプロセスは、「お金を集めて」「何かに投資し」「利益を上げる」という3つの活動から成り立っています。 それは、まさしくBSの「借方(何かに投資)」「貸方(お金を集めて)」に反映されています。 これらを意識することで、「ビジネスを見る視野を広め、視点を高くする事ができる」と書いてあり、成る程と納得しました。 最後に持論ですが、管理職になってから会計のことは分からない、とならないよう若いうちから会計を理解しておくと良いと思いました。
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