直感と論理をつなぐ思考法

VISION DRIVEN

佐宗 邦威

2019年3月8日

ダイヤモンド社

1,760円(税込)

ビジネス・経済・就職

「それはただの妄想だ。まず根拠を示せ!」いま、そんな常識が通用しなくなりつつある。その背後では、「一見、根拠のなさそうな直感」を現実に重ね合わせられる人・企業が、マーケットに強烈なインパクトを与えている。「途方もない妄想」からスタートして、ヒト・モノ・カネを動かすには?目に見えない「停滞感」を打ち破る、思考の新技法ー。

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みんなのレビュー (4)

Ida Kazuya

VUCAな世界での「自分モード」のはじめ方

starstarstarstar 4.0 2021年05月31日

いやー面白かったです、この本。 昨年読んで感銘を受けた、山口周 著「世界のエリートはなぜ“美意識”を鍛えるのか?」と同じような趣きを感じました。 今や先行き不透明な【VUCAな時代】Volatility(変動性)/Uncertainty(不確実性)/Complexity(複雑性)/Ambiguity(曖昧性) な世界で生き残っていくためには、今まで(大)企業が培ってきた「カイゼン思考」や「戦略思考」だけでは(変化のスピード的に)対応できず、問題解決型の「デザイン思考」も不完全な為、本書の(妄想を原動力とする)「ビジョン思考」が有効だと表明する。 素晴らしいのは、その考えを述べるだけでなく、その「ビジョン思考」の能力を磨くためのエクササイズを詳しく提示してくれているところだ。 どうしても「デザイン思考」や「ビジョン思考」と聞くと『自分はセンスがないので…』という言い訳で受け入れない人が出てきそうだが、センスは差し当たって必要ない事や(あるならなお素晴らしいが)、ビジョン(妄想)を引き出すための具体的なメソッドを示してくれているので、その通りに練習を詰んでいけば「ビジョン思考」に必要な資質(「自分モード」で妄想→知覚→組替→表現→妄想2周目)が鍛えられるというわけだ。 論理的にも、実践的にも、また組織マネジメント的にもその有用性が語られるので(それが腑に落ちるので)、『だったら俺たち、どうすればいいの?』という欲求不満が残らない。 やるか、やらないか? 自分の「真・善・美」に問うて意思決定し、アウトプットは『共創』と『反復』によって高めていけばいいのだ。 世の『マネージャー』と呼ばれる人に、ホントにおススメします!

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よしくに

(無題)

-- 2020年08月12日

かつてはリソース投下に慎重な判断が必要だった。社内のリソースが有限だから。 今は、実行する価値のアイデアであればリソースは得られる時代。vcでも、大企業の支援でもなんでも。

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Readeeユーザー

VISIONDRIVEN!!

starstarstarstar 4.0 2019年12月31日

VISIONDRIVENの考え方が分りやすく面白い。ノートの使い方から表現の仕方、第五章は実用しなければと二回読みました

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Ida Kazuya

VUCAな世界での「自分モード」のはじめ方

starstarstarstar 4.0 2019年04月18日

いやー面白かったです、この本。 昨年読んで感銘を受けた、山口周 著「世界のエリートはなぜ“美意識”を鍛えるのか?」と同じような趣きを感じました。 今や先行き不透明な【VUCAな時代】Volatility(変動性)/Uncertainty(不確実性)/Complexity(複雑性)/Ambiguity(曖昧性) な世界で生き残っていくためには、今まで(大)企業が培ってきた「カイゼン思考」や「戦略思考」だけでは(変化のスピード的に)対応できず、問題解決型の「デザイン思考」も不完全な為、本書の(妄想を原動力とする)「ビジョン思考」が有効だと表明する。 素晴らしいのは、その考えを述べるだけでなく、その「ビジョン思考」の能力を磨くためのエクササイズを詳しく提示してくれているところだ。 どうしても「デザイン思考」や「ビジョン思考」と聞くと『自分はセンスがないので…』という言い訳で受け入れない人が出てきそうだが、センスは差し当たって必要ない事や(あるならなお素晴らしいが)、ビジョン(妄想)を引き出すための具体的なメソッドを示してくれているので、その通りに練習を詰んでいけば「ビジョン思考」に必要な資質(「自分モード」で妄想→知覚→組替→表現→妄想2周目)が鍛えられるというわけだ。 論理的にも、実践的にも、また組織マネジメント的にもその有用性が語られるので(それが腑に落ちるので)、『だったら俺たち、どうすればいいの?』という欲求不満が残らない。 やるか、やらないか? 自分の「真・善・美」に問うて意思決定し、アウトプットは『共創』と『反復』によって高めていけばいいのだ。 世の『マネージャー』と呼ばれる人に、ホントにおススメします!

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