父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

ヤニス・バルファキス / 関 美和

2019年3月8日

ダイヤモンド社

1,650円(税込)

ビジネス・経済・就職

プロローグ 経済学の解説書とは正反対の経済の本 第1章 なぜ、こんなに「格差」があるのか? ──答えは1万年以上さかのぼることになる 第2章 市場社会の誕生 ──いくらで売れるか、それがすべて 第3章 「利益」と「借金」のウエディングマーチ ──すべての富が借金から生まれる世界 第4章 「金融業」の黒魔術 ──こうしてお金は生まれては消える 第5章 世にも奇妙な「労働力」と「マネー」の世界 ──悪魔が潜むふたつの市場 第6章 恐るべき「機械」の呪い ──自動化するほど苦しくなる矛盾 第7章 誰にも管理されない「新しいお金」 ──収容所のタバコとビットコインのファンタジー 第8章 人は地球の「ウイルス」か? ──宿主を破壊する市場のシステム エピローグ 進む方向を見つける「思考実験」

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(133

starstarstar
star
3.49

読みたい

170

未読

71

読書中

46

既読

547

未指定

695

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (17)

Readeeユーザー

期待してた内容と違った

starstar
star
2.6 2021年03月07日

経済的な総論がわかる本だが、例え話が多く知識吸収の手段としてはコスパが悪い。ただ、普段教養本を読むのが苦手で、物語系の本が好きだと言う人には読みやすいかもしれない。新社会人や学生が読むのにちょうど良いかも。普段から経済系の本が好きな人には物足りない内容かと思う。

全部を表示

Readeeユーザー

わかりやすくも面白くもなかった

starstar 2.0 2019年05月28日

読み始めは面白かったが、そのうち話があやふやというか、支離滅裂になり面白くは感じなかった。 自分の読解力不足?

全部を表示

Readeeユーザー

(無題)

starstar
star
2.6 2023年02月04日

海外の本らしく例えが多いため、読み物としては面白いが中盤、主張がわかりづらい部分あり。「誰もが経済に対する自分の意見を言えることが民主主義の前提条件」という筆者の主張には賛同できる。

全部を表示

Tojo Hiroyuki

(無題)

starstarstar
star
3.3 2022年02月23日

経済学の考察はある特定の条件を想定しているが、その想定が間違っていることがある、そういう気づきがあった。 人間は経済合理性で動くにあらず。 資本主義的な発想もまたひとつの主義。 人とひとが助け合うための政治、経済が必要なんだな。

全部を表示

おーちゃん

読みやすい

starstarstar
star
3.7 2022年02月05日

とても軽快に経済のことがわかる。とくに前半は面白くてスラスラと読める。中盤やや難しくなり、終盤は仮想通貨などもまじえて描かれ、楽しく読めた。

全部を表示

Ida Kazuya

史上最も「夢中で読める」経済書

starstarstarstar 4.0 2021年05月31日

いやいや、続けざまにこんな面白い本に出会えるとは…。 2015年:ギリシャ(=経済危機直下)の財務大臣を務めた“父”が、 10代半ばの“娘”の「何故格差は存在するのか?」との問いに答えた、 専門用語を極力排した、非常にわかりやすく、本質が腑に落ちる、「夢中で読める」経済書でした。 訳者は「ZERO to ONE」や「FACTFULNESS」の関美和さん(⇒訳もわかりやすい)。 ノーム・チョムスキーやスラヴォイ・ジジェクといった世界の賢者が絶賛する、経済/民主主義の『ホンネ・本質』を、シンプルで心に響く言葉で語り尽くす。 エピローグに書かれた、 「人を支配するには、物語や迷信に人間を閉じ込めて、その外を見せないようにすればいい。だが、一歩か二歩下がって、外側からその世界を見てみると、どれほどそこが不完全でばかばかしいかがわかる。」 という言葉と、訳者あとがきの、 ・日本の民主主義指数は先進国では下位の22位に留まっており、「欠陥のある民主主義」のカテゴリに入ってる。 ・労働者の自己決定権がどこまで保障されているか?を調査した経済民主主義指数でも、OECD加盟32ヵ国中29位と極めて低い。 ・日本はGDPに占める教育支出が小さく、就労しているひとり親家庭の貧困率が先進国の中で特出して高く、日本に住む子供7人に1人は貧困。 という事実にハッとさせられました。 キチンと民主主義について学び、自分の言葉で経済を語れるようにならなければ!

全部を表示

葵。

筋金入りの文系脳でも。

starstarstarstar
star
4.5 2020年11月16日

仕事ができる上司におすすめの本を聞き、 教えてもらった一冊。 一年金融の仕事に携わって読んだ。 今までは 公式 を当てはめて仕事をしていたが、 この本は その公式を導き出す過程‥証明の問題 のような一冊。 ただただ日々の新聞やレポートを見て公式を当てはめて考え話していたが、腹落ちした。 読了後、     もう一度最初から読みたい、  (大人になった)今なら積極的にマトリックスを見たい                     と思うはず。

全部を表示

だいすけ

外国人著者の例え話や衒学にうんざり

star
0.1 2020年10月13日

駄本。著者は、外連味に夢中なって、本当に言いたい事を忘れた。そんでもって、その主張も独りよがりの独善的な物である。 中盤から例え話しか無くなって冗漫に過ぎる。劇や神話、映画の例え話が失敗していて、とっ散らかった内容になってしまった。著書と編集者が揃って無能だからこうなる。 子供向けの本だから仕方がないけれど、通貨や金融について知りたければ、岩井の貨幣論やコガンの紙の約束を読むほうがよっぽどためになる。若い人は、この本をきっかけにもっとしっかりした本を読まないと駄目。 あと、破綻国家であるギリシャの元財務大臣の言う通りに機械の生産を公平に分配すると、得するのはギリシャなどのタカリ国家だけである事を理解すべきだ。この男の言い分にひと方の説得力も感じないのは私だけだろうか。 帯を書いたやつは万死に値する。

全部を表示

Readeeユーザー

わかりやすいと言えばわかりやすい

starstarstar 3.0 2020年09月11日

説明は簡単な言葉でされていてわかりやすいんだけど、それが自分の実生活の中でどう反映されているのかというイメージがあまり浮かばなくて、途中から飽きてきてしまった。

全部を表示

Readeeユーザー

経済について気楽に学べる一冊

starstarstarstar
star
4.5 2020年07月15日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Novulin

とんでもなく分かりやすい経済の話

starstarstarstar
star
4.3 2020年05月12日

全ては余剰から始まった。最後らへんは少し難しかったが、うっすらと私の苦手な経済の形が分かった気がします。

全部を表示

けにや

(無題)

starstarstar
star
3.6 2020年03月20日

だいぶ前に購入していたが全く読んでなかったから この、昨今のコロナ騒動の暇を使ってイッキ読みした。 プロローグで書かれていたとおり、本書は難しい経済学の専門用語などはまったく入っておらず、これまでの歴史がたどってきた経済の流れと、多様な例(小説やSF映画など)を用いて、若者にもわかりやすい文章で書かれていたと思う。 自分は大学で経済学を学んでいるが、自分が普段持てていなかった観点を与えられたような気がした。 でも1周では正直完璧に理解できたという自信は個人的にない。 また機会があれば読み直したい。

全部を表示

おか

例えが多く面白い

starstarstarstar 4.0 2019年11月11日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

たしかに

とても刺激的で勉強になった

starstarstarstar
star
4.6 2019年05月28日

一気読みするにはちょっと長いけど、それでも夢中になって読めるほど面白い。新しいビジネスの構築のヒントにと読んだが、哲学的で市場経済自体の存在意義を考えさせられ、競争原理を追求することに疑問を感じてしまった。様々な面を俯瞰して考える必要性を強く感じた。

全部を表示

Readeeユーザー

純粋な子供にあなたは経済を教えられるか

starstarstarstar
star
4.2 2019年05月23日

<内容> 「経済についてきちんと娘が話すことができるように」という想いから専門用語をあまり使わず、血の通った言葉で経済を語った書籍。娘からの「なぜ格差が存在するのか」という問いに、経済がどのように生まれたか、金融の役割や資本主義の歴史と功罪について、小説やSF映画などの例を挙げながら筆者なりの答えを説明している。 <入手法> メルカリ <読むきっかけ> 書店で見かけ、気になって購入。「そういえば経済について私は幼い子達にわかりやすいように説明できるだろうか。専門用語を多用せずに説明できるのか」そんな思いから本書を手に取る。 <評価> なぜ市場社会が生まれたのか、なぜ債務が生まれたのか、我々のような一端の若いものにできることは何か。市場社会の成り立ちから現代の資本主義社会に生きるうえで大切な考えを学べる。例が多用されているが故にわかりやすいが、少し読みづらい点もある。しかし繰り返すが、わかりやすい。

全部を表示

Ida Kazuya

史上最も「夢中で読める」経済書

starstarstarstar 4.0 2019年04月30日

いやいや、続けざまにこんな面白い本に出会えるとは…。 2015年:ギリシャ(=経済危機直下)の財務大臣を務めた“父”が、 10代半ばの“娘”の「何故格差は存在するのか?」との問いに答えた、 専門用語を極力排した、非常にわかりやすく、本質が腑に落ちる、「夢中で読める」経済書でした。 訳者は「ZERO to ONE」や「FACTFULNESS」の関美和さん(⇒訳もわかりやすい)。 ノーム・チョムスキーやスラヴォイ・ジジェクといった世界の賢者が絶賛する、経済/民主主義の『ホンネ・本質』を、シンプルで心に響く言葉で語り尽くす。 エピローグに書かれた、 「人を支配するには、物語や迷信に人間を閉じ込めて、その外を見せないようにすればいい。だが、一歩か二歩下がって、外側からその世界を見てみると、どれほどそこが不完全でばかばかしいかがわかる。」 という言葉と、訳者あとがきの、 ・日本の民主主義指数は先進国では下位の22位に留まっており、「欠陥のある民主主義」のカテゴリに入ってる。 ・労働者の自己決定権がどこまで保障されているか?を調査した経済民主主義指数でも、OECD加盟32ヵ国中29位と極めて低い。 ・日本はGDPに占める教育支出が小さく、就労しているひとり親家庭の貧困率が先進国の中で特出して高く、日本に住む子供7人に1人は貧困。 という事実にハッとさせられました。 キチンと民主主義について学び、自分の言葉で経済を語れるようにならなければ!

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください