柳田国男全集(1)

ちくま文庫

柳田国男

1989年9月1日

筑摩書房

1,375円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

日本人は如何にして渡って来たか。-伊良湖畔の浜辺に漂着した椰の実に着想し、はるか南方から稲をたずさえて北上してきた日本人の起源を探る雄大な仮説“日本人の南方渡来説”を、最晩年の柳田国男が生涯にわたる研究の蓄積と構想を傾けて示した『海上の道』。南島研究の契機となり、さらに沖縄学誕生の基礎となった大正九年暮れから翌十年春にかけての南九州・南西諸島への旅の記録『海南小記』のほか、海島民族である日本人の移住・信仰・文化の問題にふれた『島の人生』および単行本未収録「海女部史のエチュウド」を収禄。

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