柳田国男全集(3)
ちくま文庫
柳田国男
1989年10月1日
筑摩書房
1,100円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
水曜日毎に武蔵・相模の界隈を散策した折の紀行エッセイ「水曜手帖」、明治四十年代に農商務省の役人として越後・木曾・飛騨・北陸路を視察旅行した際の日記をもとに誌した『北国紀行』、国際連盟委任統治委員としてジュネーブに滞在した当時の「瑞西日記」、さらに江戸末期の遊歴文人菅江真澄が遺した旅の日記を紹介しつつ、その漂泊に想いを寄せた論考の集成『菅江真澄』他を収録。旅の目的・方法や面白味を説き、旅行道を提唱した柳田国男は、山里や海辺の小村の風物やそこに生きる人々の生活の中から民俗の心を汲みあげようとしている。
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