三文役者あなあきい伝(part 1)

ちくま文庫

殿山泰司

1995年1月24日

筑摩書房

726円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「これでおれの、人生への出発点が狂ったようだな。うん、確かに狂ったんだ」。イキでライブで泣けて、抱腹絶倒の、精神の奔放さがそのまま文章になった類まれなる本。名・性格俳優が語る、“ガキ”の頃からのエピソード、戦前の日本映画界、そして怒り心頭の戦争、「日本帝国の糞ったれ。あ、いけねえ、鉛筆が折れてしもうたがな…」。死後なお“モノホンの”天才ぶりを披露する究極の言文一致、タイちゃん節に驚け。

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