シェイクスピア全集(10)

ちくま文庫

ウィリアム・シェイクスピア / 松岡和子

2002年4月30日

筑摩書房

880円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

もし借金が返せなければ、その体から1ポンドの肉を切りとらせろー。ユダヤ人の金貸しシャイロックが要求した証文が現実となった。ヴェニスの法廷が下した驚くべき判決とは?そして裁判官の正体は?商業都市ヴェニスとロマンティックな愛の都市ベルモントを舞台に、お金とセックスの陰喩をちりばめて繰り広げられる喜劇。

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みんなのレビュー (3)

ほーく

信頼こそ全て

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3.5 2020年09月13日

シェイクスピア作品の中で初めて喜劇を読んだ。 いつもの読み終わった後の体感が違っていて、不思議な感じだった。それでも、この作品のテーマは”信頼”だろう。 アントーニオとバサーニオの友情、 ポーシャとジェシカの夫への愛。 どちらも相手のことを想って行動していたのがとても良い… 最後の1ポンドの肉に対するポーシャの機転もとても面白かった。またその一方で人種についても考えさせられた作品だった。シャイロックやジェシカに対する当たりが強く、当時の時代背景も良く感じられた物語。

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Readeeユーザー

新訳

-- 2020年08月17日

400年以上前の作品。憎しみは目を眩ませ怒りの炎は身を滅ぼす。復讐に固執する愚かな行為を笑い飛ばし、金持ちや権力者を知恵で出し抜き次いでに男の誠意を試す妻達。今も何処かで上演されているだろう。

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ほーく

信頼こそ全て

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3.5 2020年02月19日

シェイクスピア作品の中で初めて喜劇を読んだ。 いつもの読み終わった後の体感が違っていて、不思議な感じだった。それでも、この作品のテーマは”信頼”だろう。 アントーニオとバサーニオの友情、 ポーシャとジェシカの夫への愛。 どちらも相手のことを想って行動していたのがとても良い… 最後の1ポンドの肉に対するポーシャの機転もとても面白かった。またその一方で人種についても考えさせられた作品だった。シャイロックやジェシカに対する当たりが強く、当時の時代背景も良く感じられた物語。

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