これで古典がよくわかる
ちくま文庫
橋本治
2001年12月10日
筑摩書房
748円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
あまりにも多くの人たちが日本の古典とは遠いところにいると気づかされた著者は、『枕草子』『源氏物語』などの古典の現代語訳をはじめた。「古典とはこんなに面白い」「古典はけっして裏切らない」ことを知ってほしいのだ。どうすれば古典が「わかる」ようになるかを具体例を挙げ、独特な語り口で興味深く教授する最良の入門書。
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(無題)
あかねさす. の額田王の歌を 「男にナンパされかかった女の歌」 との出だしから抒情も何もなくもうつまらない。この歌はナンパの歌ではない。二人の関係を知っているくせにウケを狙ってこういう書き方をする書き手があまり好きではない。 高校生や古典初心者を見くびりすぎだろう。 後、バレないように書いてはいるもののそこはかとなく伝わる「京都嫌い」 まぁ東京人だし当たり前だろうけれど、 私情の入る本は面白い読み物としてはいいが公正さに欠ける。 古典はやはり中西先生など学者の書いた本か或いは古典愛に満ち溢れている作家の本の方が安心して読めることがわかった。
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