泉鏡花
ちくま新書
佐伯順子
2000年8月21日
筑摩書房
726円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
泉鏡花は劇的である。血なまぐさくも美しく、おどろおどろしくも繊細なその世界は、私たちの目に耳に、直接訴えかけてくる。だから、鏡花を語るには、「文学」研究という限られた領域だけではすまされない。実際、鏡花作品は、舞台化・映画化されるたびに、新しく生まれ変わってきた。本書では、映画化・舞台化作品と比較することで、視聴覚的な要素を取り込んだ豊饒なる泉鏡花ーその文字どおりドラマティックな世界に切り込む。
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