誰のための金融再生か

不良債権処理の非常識

ちくま新書

山口義行

2002年6月19日

筑摩書房

748円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

「不良債権がビンの栓のようになっているから、これを取り除けば貸し渋りは解消される」-こんな言説が跋扈している。しかし実際には、不良債権処理が進めば進むほど、自己資本比率が悪化するので、金融機関は貸し渋り・貸し剥がしをせざるを得ない。さらに、ペイオフ凍結解除を錦の御旗に、金融庁が中小金融機関をいくつも破たんに追い込むなど、金融政策は迷走を続けるばかりだ。バブルのツケを中小金融機関・中小企業に負わせるいまのやり方を変えさせる手立てはないのか。金融迷走の実態を明らかにし、「金融アセスメント法」など、経済再生のための具体的手立てを提唱する。

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