戦後日本の論点

山本七平の見た日本

ちくま新書

高沢秀次

2003年7月7日

筑摩書房

770円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

『日本人とユダヤ人』という卓抜な日本人論によって論壇に登場した山本七平は、一見開放されたかに見える日本人の心性を根強く支配する鎖国的な傾向を批判すると同時に、その背後にあって社会の同質化を隠微に強要する「空気」の存在をも鋭く指摘した。その後、保守論壇を舞台にしながら、戦中派としての体験をもとに、日本的社会や組織の祖型としての天皇制や軍隊を分析し、日本型資本主義の起源と展開を論じるなど、多彩な評論活動を行なった。その論点を軸に戦後日本を問いなおし、新たな座標軸を提示する。

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