解離性障害

「うしろに誰かいる」の精神病理

ちくま新書

柴山雅俊

2007年9月30日

筑摩書房

880円(税込)

美容・暮らし・健康・料理 / 新書

「うしろに誰かいる」という感覚を、頻繁に訴える人たちがいる。また、かれらは同時に、体外離脱や「霊」体験があるといった共通点をもつ。このような症状が高じると、リストカットや大量服薬をして、精神科を訪れることになる。さらに高じると、解離性同一性障害(多重人格)とよばれ、ときに暴力的にもなる。本書では、現代日本の解離の姿を、具体的な症例をあげて描き、寛解に至る道筋を照らし出す。

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