金融史の真実
資本システムの一〇〇〇年
ちくま新書
倉都康行
2014年4月30日
筑摩書房
858円(税込)
ビジネス・経済・就職 / 新書
資本主義や資本市場など、マネーが動く舞台「資本システム」。そこでは、ひとたびリスク計算が狂い始めると、負債が適正水準を超え、懸命に回避しようとしても危機は再燃する、その繰り返しだ。我々は、自在に変貌していくこのシステムの上で、あちこち振り回されながら生きているだけではないのだろうか。一二世紀イタリア都市国家からの金融史を概観して、資本主義に内在するメカニズムを暴き、金融メタボ症候群を形成する今日の問題の行方を探る。
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