超速読力

ちくま新書 1412

齋藤 孝

2019年7月4日

筑摩書房

902円(税込)

新書

「超速読力」とは、本や書類を見た瞬間に内容を理解し、コメントを言えるという新しい力。現代が、スピードが求められる時代ということもあるが、実は本や文章の本質をつかむには一番求められる力なのだ。実用書や資料、ネットの情報を読むときに有益だが、必ずおさえておきたい古典や名著などを読むためにも使える。この本では、「超速読力」を長年鍛えてきた著者が、その意義とトレーニング法をわかりやすく公開する。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2021年06月10日

ただ速読するだけでなく、中身を理解してコメントを言う行為をセットにする。それが超速読力である。 最初から順番に読んでいく、と言う呪縛を捨てる。獲物をぱっと瞬間的に捕まえる狩猟型の読書と言える。 1番重要な事は真ん中あたりから書いてあることが多い。必ずコメントを言うことを前提にして、重要そうな言葉を拾っていく。前置きが長い本が多い。後ろのほうの重要なキーワードを拾うと早く読めると感心してもらえる。 9割は要らない文章だと見切りをつけて、文章の断捨離をすることが大事だ。 ときめくものに注目する。 会議でも必ず自分の意見を言う。そのために超速読力であっという間に資料に目を通し、コメントできるようにする。資料や本を読むときは、テレビに出て意見を言うのだと思っておくと良い。そもそも、われわれの脳は狩猟のためにできているのだ。絶対に大きな獲物を取ると言う簡単な気持ちで本と向かい合うのだ。 本によっては1番最後から読むべきこともある。どんな本や資料でも、最も重要な肝の部分が必ずあり、そこに早くたどり着くことが重要だ。 あら探ししたくなることがあるが、著者の最も言いたい事はなんだろう、この本の1番独創的なところはなんだろう、どこに1番力を注いだのだろうと言う良いところを探そう。著者の思いを心情的に理解すると、本の理解が速くなり、重要な部分を読み取ることができる。著者に共感したり、好き嫌いを理解して読むと理解が深まる。まずはじめにと終わりを読むと著者が大切にしていることがわかる。 読んだら必ずアウトプットしよう。超速読をしてアウトプットしていく。それが快感になる。 早く音読する、つまり速音読は全頭前夜が活性化して記憶に残りやすい。 要点をつまみ食いする読み方でも、何千冊と読むと本を見抜く目ができる。 アウトプットを前提とするだけで、本の読み方が変わる。アウトプットするつもりだと、理解が深まり記憶に残りやすい。

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