渋沢栄一
日本のインフラを創った民間経済の巨人
ちくま新書 1516
木村 昌人
2020年9月9日
筑摩書房
1,210円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
「近代日本資本主義の父」とも称される実業家・渋沢栄一(一八四〇-一九三一)は、日米・日中関係改善に尽力した「民間」外交家であり、さらには社会福祉、教育などにも深く関わった慈善事業家でもあった。本書は、論語・算盤・「民主化」という三つのキーワードをもとに、東アジアの伝統と文化の中で育まれた渋沢の精神を明らかにし、渋沢の構想した「英米資本主義」を超える日本発の新しいグローバル資本主義を考察しながら、稀有なリーダーの足跡を余すところなく踏襲する試みである。
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