進駐軍向け特殊慰安所RAA

ちくま新書 1641

村上 勝彦

2022年3月10日

筑摩書房

902円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

そこはどんな経緯で作られたか。そこで働いた女性たちはどう集められたのか。約半年で閉鎖されたのち、女性たちはどうなったか。占領下敗戦国の裏面史を活写。 終戦からわずか三日後の一九四五年八月一八日、内務省警保局から全国の知事に秘密の指示が発せられた。それは、進駐軍向けの性的な慰安所を速やかに設けよという指令だった。副総理が要請し、のちに総理大臣となる池田勇人主税局長が口利きして資金を調達したと伝えられる特殊慰安所RAA。日本人客は入れないその場所で働いた女性たちは誰だったか。RAAが閉鎖され、街に出た女性たちが国民から疎まれることになったわけとは。占領下にあった敗戦国、その裏側史を活写する。

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