バブルと資本主義が日本をつぶす

人口減と貧困の資本論

ちくま新書 1823

大西 広

2024年10月10日

筑摩書房

968円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

令和バブルともいうべき株や都市部不動産の高騰、急速に進行する地方経済の衰退。近代英国の労働者のような低賃金に貧富の差が拡大している。老後への不安に付け込み、税優遇などの誘惑によって引きずり込まれた危険なマネーゲームの乱高下はチキンゲームの様相を呈してきた。バブルは壊れて消えるのが必定。マルクスは、資本主義には貧困が必要なことを喝破したが、日本はいま未曾有の労働力不足、人口減少社会に直面している。--日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで読み解く。 第1部 貧困がもたらす全国民的危機 第一章 迫りくる人口減の認識は決定的に不十分 第二章 貧困化と株価・地価バブルの同時存在 第三章 迫りくる財政破綻という全国民的危機 第四章 地方経済の崩壊を期待する原発企業と軍事基地 第2部 貧困の原因を解明した『資本論』 第五章 中間層の貧困化で始まった資本主義 第六章 資本主義の継続に必要だった貧困 第七章 奴隷・農奴と同じ現在の労働者 第3部 バブルと貧困の解消を主張する経済学 第八章 古くて新しい階級論 第九章 バブルの原因を問う数理マルクス経済学 第十章 賞味期限切れの資本主義

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