マレ-諸島(上)

ちくま学芸文庫

アルフレッド・ラッセル・ウォレス / 新妻昭夫

1993年8月6日

筑摩書房

1,760円(税込)

科学・技術 / 文庫

その名前をいまも〈ウォーレス線〉に残す19世紀のイギリス人博物学者ウォーレスは、「種の起原という問題を解くため」、マレー諸島へ旅立つ。8年におよぶこの探検旅行のなかで彼は、C・ダーウィンとは別に動物地理学にもとづく進化論を構想し、ロンドンの科学界に大波乱を引き起こした。ボルネオの森でオランウータン狩り、セレベスの蝶の群れ飛ぶ渓谷など、驚きと尊敬と知性に満ちた視線で語られるマレー諸島の記録と、科学に捧げた崇高な精神が導かれた動物学的および地理学的な考察による近代科学の記念碑的傑作。上巻では、インド・マレー島群、チモール島群、モルッカ諸島の記録と、詳細な訳注、および探検の旅程やゴクラクチョウ分類体系の変遷などの資料を併載。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください