美学の逆説

ちくま学芸文庫

谷川渥

2003年12月10日

筑摩書房

1,650円(税込)

文庫

主観的・個人的な感性の問題である“美”にとって、客観的な論理や学問は可能だろうか?美学的営為はそのはじまりから、すでに逆説的事態を宿しているといえよう。低級感覚たる味覚を感性論としての美学に変容させようとする「味覚の不幸」、カントの『判断力批判』に即し崇高と芸術との内在的関係を問う「崇高と芸術」、私たちにとって身近に芸術を体感できる美術館という制度の逆説をめぐる「比較芸術学と美術館的知」など、美学が孕み持つ諸問題を、鋭くスリリングに解き明かす力作論考9篇。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください