哈爾浜(はるぴん)の都市計画

ちくま学芸文庫

越澤明

2004年6月30日

筑摩書房

1,540円(税込)

科学・技術 / 文庫

中国・黒龍江省の省都、哈爾浜(はるぴん)。19世紀末、帝政ロシアの南下政策により、満州進出の極東経営の拠点として建築された都市である。単なる植民地の居留地ではなく、「東方のモスクワ」たらんとして、ロシアが心血を注いで建設した美しい都市であり、第一次大戦後は極東において上海に次ぐ国際色豊かな都市へと発展した。やがて都市経営の権力をめぐり、中・日・露、三つ巴の闘争が開始される。「満州国」成立後は、日本によって国内には存在しない、理想的で雄大な都市計画が立案され、着手された。本書は、時代と国際関係に狭間に咲いた哈爾浜の激動の歴史を活写し、アール・ヌーボー都市の全貌を余すところなく描きだす。

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