日本の歴史をよみなおす
ちくま学芸文庫
網野善彦
2005年7月10日
筑摩書房
1,320円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
日本が農業中心社会だったというイメージはなぜ作られたのか。商工業者や芸能民はどうして賤視されるようになっていったのか。現代社会の祖型を形づくった、文明史的大転換期・中世。そこに新しい光をあて農村を中心とした均質な日本社会像に疑義を呈してきた著者が、貨幣経済、階級と差別、権力と信仰、女性の地位、多様な民族社会にたいする文字・資料の有りようなど、日本中世の真実とその多彩な横顔をいきいきと平明に語る。ロングセラーを続編とあわせて文庫化。
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(無題)
縄文時代、弥生時代は自給自足体制だったというこれまでの常識はおかしく、様々な交流を踏まえた上での生活であったとするもの。 これまで常識とされてきた百姓=農民というのは間違いで、百姓=農人が正解。 百姓と呼ばれていた人々にもすでに資本主義の萌芽のようなものがあったケースが多々見られる。
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