明治の迷宮都市増補
東京・大阪の遊楽空間
ちくま学芸文庫
橋爪紳也
2008年3月10日
筑摩書房
1,320円(税込)
人文・思想・社会 / 科学・技術 / 文庫
明治期日本の大阪・東京は、欧米文化を急速に織り込みながら、近代都市へと転生していく。そのはざまに、人々が快楽をもとめて遊歩する、“仮象の街”ともいうべき空間が生み出された。見世物小屋、百貨店、パノラマ館、高塔、博覧会-。都市とは、その存在自体が見世物である。今日も形を変えて残るこれらの空間を通して、都市の記憶を蘇らせる。雑誌連載「アミューズメントスペース事始め」から、映画館・住宅展示場・市中温泉などの論考を収録する増補決定版。
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